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目の疲れ、眼精疲労、老眼への対策

  目を酷使する現代人。あなたの目は大丈夫?   「目の疲れ」と「眼疲労」と「眼精疲労」の違いは?
  老眼は気がつかないうちに始まっている!   老眼は水晶体の調整力の低下
  老眼の進行を遅らせることはできないか?

目を酷使する現代人。あなたの目は大丈夫?

 かつて、テレビがまだあまり普及していなかった時代には、近眼になる人は今よりずっと少なく、眼鏡をかけている人には「勉強家」「秀才」「堅い人」といったイメージがありました。そうした風潮は現代にも引き継がれ、主にファッション的な理由からコンタクトレンズを愛用する人が当たり前になっています。

 現代の日本人は、かつて人類が経験したことのないほど目を酷使する環境に置かれています。近年、テレビ離れが少しずつ進んでいるとはいえ、DVD・ブルーレイも含めれば、多くの人の毎日の生活に欠かせないものになっています。

 それに加えて、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの電子機器が、仕事とプライベートの両面から長時間、目を酷使させています。それらの機器は、「ブルーライト」という380〜500ナノメートルの短い波長を持った青色光を発して、網膜に負担を与え続けているのです。

 さらに問題なのは、目を疲れさせるそれらの文明の利器を使う際、目との距離がそれぞれバラバラだということです。次にテレビ、ノートパソコン、本や書類、スマートフォンを見る際の目の焦点距離を書き出してみました。

  ・テレビ=2〜4m   ・ノートパソコン=50p
  ・本や書類=30p    ・スマートフォン=15p


 テレビと書籍だけだった昔に比べて、さまざまな中近距離のピント合わせが必要になり、しかもそれらはブルーライトを浴びながら細かい文字を読むといった作業を伴って、時間も長時間になりました。人類史上初めてといってよい突出した目の酷使に、私たちの目は悲鳴を上げているはずです。こうした環境から目をどのように守っていくか、個々人の工夫と対策が必要でしょう。

「目の疲れ」と「眼疲労」と「眼精疲労」の違いは?

 目の疲れには「眼疲労」と「眼精疲労」があるのをご存知でしょうか。別々に聞けば「両者は同じ症状について言っている」と思うかもしれませんが、実は症状の重さに違いがあるのです。

 眼疲労は、軽いほうの目の疲れのことで、体の他の部分に影響がない、一時的な症状をいいます。睡眠と休息により自然に治る程度のものです。

 それに対して、眼精疲労は目のかすみや痛み、まぶしさ、充血といった症状だけでなく、頭痛、肩こり、吐き気といった全身に及ぶ症状が出てしまい、それが慢性的に繰り返されます。そのため、眼精疲労になると簡単には症状は治まらず、生活改善の必要が生じます。

老眼は気がつかないうちに始まっている!

 さて、日本人の多くが目の疲れ(眼疲労・眼精疲労)や近視に悩まされているわけですが、そうした症状とは無縁の人たちでも避けられないのが「老眼」です。その名のとおり、原因は加齢によるものですが、不便さを感じる年齢には個人差があります。

 老眼は、早い人は40歳前後から、遅い人でも50歳前半までには始まると言われます。ただし、それを自覚するかどうかは別で、「老眼」という言葉の響きに抵抗があるため、認めたがらないということもあります。いよいよ不便になってきて、ようやく老眼鏡を作るということになるのではないでしょうか。

 もともと近視の人は、眼鏡に慣れているうえに、今では遠近両用のボーダレスのレンズが普通ですから、老眼鏡を掛けていることを他人には悟られません。また、遠近両用のコンタクトレンズも普及してきました。でも、もともと目のよかった人は、デスクワークの時だけ眼鏡を掛けることに、最初はかなり抵抗があるでしょうね。

老眼は水晶体の調整力の低下

 老眼とは、目のレンズである水晶体が弾力性を失い、ピントを合わせる調整力が低下してくるために生じます。昔は早い人は45歳くらいから始まると言われましたが、デジタル時代になって、「40歳くらい」に早まりました。なお、「水晶体の調整力の低下」を厳密にとらえれば、衰えは10代から始まっているのだそうです。

 ところで、「近視の人は老眼にならない」とか、「遠視や眼のいい人は老眼になりやすい」などと言われますが、これはまったくの俗説で、そのようなことはありません。近視の人が老眼になると、弱い近視の場合、裸眼のほうがかえって見やすくなることもあります。また、遠視の人はより早い段階で見えづらさを自覚するので、老眼が早く進行しているように見えるのです。

老眼の進行を遅らせることはできないか?

 人間の体の各部が年齢と共に衰えるのは宿命で、目もその例外ではありません。老眼に関していえば、水晶体の弾力性や、水晶体を囲む毛様体の筋力が失われることが原因です。しかし、それぞれのパーツごとの衰えには個人差があり、目に関しても長年の生活習慣の結果が現れるという面もあります。

 たとえば、パソコンに長時間向かう生活を長く続けていれば、単に目が疲れるだけでなく、水晶体や毛様体の機能低下が早まります。対策としては、近くのものをじっと見続ける習慣を改め、目の緊張とリラックスを交互に繰り返すように心がけるとよいでしょう。昔から「目が疲れたら遠くのものを見よ」と言われますが、目も体と同じようにストレッチ体操を行うことで、調整力の衰えを遅らせることができるのです。

 また、目が疲れたら十分に休息をとることも大事です。目の疲れの放置は、老眼の早期到来を招くことを知ることが、老眼を遅らせる第一歩です。

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