HOME > 生活習慣病の種類と原因
生活習慣病の種類と原因

主なキーワードは、メタボ、動脈硬化、脳卒中、心臓病、糖尿病、がん、痛風、胃・十二指腸潰瘍、骨粗しょう症、脂肪感、腎臓病、便秘、下痢、痔、歯周病、活性酸素、免疫力などです。下記の各ページのタイトル一覧を掲げました。
なお、ページ構成一覧表の下に、「日本人の三大死因」や「血管系の病気は相互に関係」「糖尿病及びその予備軍」について解説しています。
「生活習慣病の種類と原因」のページ構成1.メタボリックシンドローム(代謝異常)の診断基準2.動脈硬化が起こす怖い病気=5つの危険因子 3.脳卒中(脳血管障害)の原因と予防 4.心臓病(虚血性心疾患)の原因と予防 5.万病の元=糖尿病|がん、心筋梗塞、脳梗塞…など 6.がんの危険因子|食事・喫煙・ストレス・酒・肥満… 7.痛風(高尿酸血症)の原因と対策 8.胃・十二指腸潰瘍の原因と対策 9.骨粗しょう症―カルシウム不足以外にも様々な原因 10.脂肪肝―肥満とアルコールに注意 11.腎臓病|急性腎炎、慢性腎炎、腎不全の原因 12.慢性便秘と下痢 13.痔|原因と治療が異なる切れ痔・いぼ痔・穴痔 14.目の疲れ、眼精疲労、老眼への対策 15.歯周病―全身の病気も招く怖い病気 |
6割を占める日本人の三大死因をご存知ですか?
厚生労働省の人口動態統計(確定数)の概況によれば、死亡数101万4951人の中で、最も多い死因は悪性新生物(がん)でした。その数は30万9543人で30.5%にもなります。死因の第2位は心疾患(15.7%)、第3位は脳血管疾患(13.0%)と続き、上位3つの疾患で全死亡の59.2%、なんと約6割も占めます。この三大死因はすべて生活習慣病といわれる疾患で、ここ数年間順位は変わっていません。
また、男女別で見ても4位の肺炎(総数で3.8%)までは順位は変わりません。ちなみに、男性はこのあと5位=不慮の事故、6位=自殺ですが、女性は5位に老衰が入っています。男性の老衰は10位以内にも入っていません。
★関連ページへ ⇒ がん 心臓病 脳血管障害
血管系の病気は相互に関係している
日本人の死因1位のがんは全死因の約3割を占めますが、心臓病と脳卒中を合わせた血管系の病気も3割弱を占めます。一般に、がんの恐ろしさばかりが騒がれがちですが、血管系の病気による死亡者数もがんに匹敵するのです。これらの3大生活習慣病だけでも死因の約6割になりますが、さらにそのほかの生活習慣病も加えると、死因の約3分の2が生活習慣病ということになります。
血管系の病気は、死因としては心臓病と脳卒中に集中しますが、その前段階として動脈硬化があります。また動脈硬化を引き起こす要因として、高脂血症、高血圧、糖尿病があります。
高脂血症や糖尿病、動脈硬化などははっきりとした症状が出ないため「病気」とは認識されず、何の対策のないまま放置されることが多いので気をつけましょう。
★関連ページへ ⇒ 動脈硬化から始まる怖い病気と予防法
成人の5人に1人が糖尿病およびその予備軍
厚生労働省が2007年12月2に公表した推計によると、糖尿病は、その予備軍も含めてついに2210万人に増加しました。その5年前の調査1620万人に比べて、36%も増えています。なんと成人の5人に1人が糖尿病およびその予備軍ということになります。糖尿病はそれ自体が治りにくい病気であるばかりでなく、網膜症などの合併症や動脈硬化、がんなどのリスクを高めるなど、深刻な事態を招く恐れがあります。肥満はそうなる前の赤信号。あまく見てはいけません。
★関連ページへ ⇒ 糖尿病は万病の元。がん、心筋梗塞、脳梗塞などのリスク増大