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脂肪肝―肥満とアルコールに注意

中性脂肪がたまる病気

 脂肪肝はその名のとおり、肝臓に脂肪がたまる病気です。健康な肝臓には3%を少し超える程度の脂肪が含まれています。この脂肪が5%を超えた場合を脂肪肝といいます。

 脂肪肝は単に脂肪の量が多くなっただけではありません。正常な肝臓では約3分の2がリン脂質で、残りがコレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸になっていますが、脂肪肝では中性脂肪が大部分を占めてしまいます。つまり、脂肪肝とは中性脂肪のたまる病気というわけです。

 しかし、脂肪肝になっても初期の段階では自覚症状がありません。比較的よく現れるのは、体がだるい、食欲がない、吐き気がする、などの症状ですが、単なる疲労時や胃腸が不調なときと区別がつきません。肝臓が「沈黙の臓器」といわれるゆえんです。

 脂肪肝になると肝炎が合併しやすく、特に酒の飲み過ぎによるアルコール性脂肪肝の場合は肝硬変に進行しやすくなります。また脂肪肝は動脈硬化も併発しやすく、心臓病や脳卒中のリスクも高まります。

原因は肥満と酒の飲み過ぎ

 脂肪肝の原因は肥満とアルコールの飲み過ぎです。そして肥満になるのは、もちろん過食(栄養の摂り過ぎ)と運動不足が原因です。お腹の周りに中性脂肪が、服の上からでもわかるくらいについてきたら要注意。肥満度(BMI)が20%を超えると、脂肪肝が増えます。

 特に酒豪といわれる人は、脂肪肝から「肝臓病の終着駅」といわれる肝硬変へ、そしてついには死へと進む危険性が高いので気をつけましょう。

 なお、糖尿病も脂肪肝を起こす大きな原因の一つです。

脂肪肝の予防と食事療法

 中年になったら定期的に血液検査をし、中性脂肪やGOT、GPT、γ-GTPなどの検査値が基準値を超えた場合は、飲酒を控えめにし、肥満対策に本腰を入れましょう。

アルコールを控える。依存症は心のケアも…


 脂肪肝と診断されたら、アルコールは一切控えます。肥満に伴う脂肪肝の場合は、薬による治療よりも食事療法と運動療法を重点にします。肝臓は臓器の中で最も大きく、回復力もありますから、初期の段階で適切に治療すればすぐにもとの健康な状態に戻ります。

 ただし、アルコールが原因の場合は、生活のリズムまで変えなければならず、依存症の場合は心のケアも必要になってきます。酒漬けから抜け出すのは、相当の努力が必要でしょう。

食事は肉類、油脂類を避け、腹八分目に


 なお、食事は規則正しくとり、腹八分目でゆっくりといただきます。油の多い肉類や魚類、バター、マヨネーズ、インスタントラーメン、漬物類などを避けます。

 ただし、良質のたんぱく質(牛乳、大豆製品、白身の魚、鶏ささみなど)はしっかりとります。また、炭水化物やビタミンなどのバランスが取れた食事を心がけます。便秘は、体内に毒物が発生して肝臓に負担をかけますから、繊維質の食品をとって防ぎます。

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