生活習慣病の原因と予防法
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五大栄養素の役割と機能性成分

三大栄養素や各種ビタミン、ミネラルなどを加えた五大栄養素、生体調節機能食品などについて詳しく解説しています。生活習慣病の予防や改善に最も重要なのが食生活の改善です。そのためには、各種アミノ酸やビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールなどの基礎知識とともに、バランスの取れた食生活の実践が欠かせません。

「五大栄養素の役割と機能性成分」のページ構成

 1.大人の食育―病気を防ぐ正しい知識
 2.三大栄養素と五大栄養素、七大栄養素
 3.糖質と脂肪―種類と働き
 4.タンパク質と必須アミノ酸―種類と働き
 
 5.ビタミンの種類と働き(水溶性・脂溶性・必須ビタミン)
    ・ビタミンAとビタミンEの働き―欠乏症と過剰摂取
    ・ビタミンB群の種類と働き、及び欠乏症など
    ・ビタミンC、ビタミンD・Kの働き、及び欠乏症など
    ・ビタミン様物質とは?―種類と働き
    ・βカロテンとリコペンの効果
 
 6.ミネラルの働き(カルシウム・カリウム・マグネシウム)
 7.ミネラルの働き2(鉄、亜鉛、マンガン…他)
 8.ミネラル不足と過剰摂取・中毒症
 9.脂肪酸の種類と働き/多価・不飽和&必須脂肪酸
 10.食物繊維と水の働き
 
 11.食事バランス|6つの食品群
 12.生体調節機能とフィトケミカル
 13.ポリフェノール類の種類と働き
 14.抗酸化食品で病気から身体を守る

バランスを欠いた健康ブームの落とし穴

 ここ数年来、健康ブーム、健康食品ブームが続いています。テレビで「○○が健康によい」と報じられると、たちまち消費者がその食材に殺到するという社会現象が、何度も起こっています。

 赤ワインのポリフェノールがよいと報じられれば赤ワインが飛ぶように売れ、寒天がいいと聞けば、翌日たちまち寒天が店頭から消え去る…。そんな一過性のブームが何度も繰り返されました。食と健康の関係に関心が高まることは喜ばしいことですが、バランス感覚を欠いた部分的な知識であるところが気になります。

 これだけ国民の多くが健康に関心を払っているのにもかかわらず、生活習慣病の主要な原因の一つである肥満はいっこうに減る気配がありません。厚生労働省の調査によれば、30代から60代の男性の肥満率はいずれも30%を越えています。

 これは「栄養」のとり過ぎ、つまり糖質、タンパク質、脂肪を多く含むエネルギーになる栄養素を過剰摂取していることを物語っています。一方ではカルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルが不足傾向にあり、ビタミンの宝庫である野菜不足も心配されます。

 また厚生労働省の調査に戻りますが、20代の女性では逆にやせ過ぎの人が23.4%と4人に1人もいます。太っていないのにダイエットをする昨今の風潮を、数字で裏付ける結果となっているわけですが、こうなるとビタミン・ミネラル不足どころではなくなります。食品があふれる中での、タンパク質不足による栄養失調という笑えない事態を生んでいます。

 食や健康に関する情報は巷にあふれていますが、バランスの取れた正しい栄養に関しての指導が十分ではないことの証しといえるかもしれません。その意味で、「おとなの食育」が超高齢化社会を迎える日本にとってたいへん重要です。

栄養と栄養素の違い

 ヒトという生物は生命維持に必要な有機物を自分自身で作れないため、植物が作り出した有機物や、それを食べている動物の肉を食べることによって生きています。このように必要な物質を外部から取り入れてさまざまな活動に役立て、不要なもの排泄しながら生命を維持していく生理的現象を「栄養」といいます。

 ふだん私たちが使っている栄養という言葉は、厳密には「栄養素」のことです。栄養素とは、外部から取り入れた成分のうち、成長や活動、健康の維持などの生理的機能を営むための物質のことをいいます。たとえば、脂質(炭水化物)、脂肪、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどが栄養素です。
  まずは栄養の基礎知識から 三大栄養素と五大栄養素、七大栄養素

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