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健康寿命とは?
平均寿命との差を縮める暮らし方

 健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことで、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱したものです。
 日本は世界でも名だたる長寿国ですが、この「健康寿命」と「平均寿命」との大きな差が問題となっていました。しかし、厚労省の統計(2019年度発表)によると、老衰が脳血管疾患を抜いて死因の3位に入りました。平均寿命との差が縮まる兆候なのでしょうか?

平均寿命との差は、男9歳弱、女12歳強!
医療費や介護費の増加で、家計を圧迫する心配も…

 
 厚生労働省が2018年3月に発表した健康寿命の推定値によると、2016年の健康寿命の全国平均値は男性が72.14歳、女性が74.79歳でした。平均寿命と健康寿命の差は男性8.84年、女性12.35年となっています。

 一般に、若いうちはあまり老後のことを考えませんが、中年になると多少は気になってきます。

「寝たきりの闘病生活を送るよりも、ある日ぽっくり死にたいね」
 そんな会話も、周囲で聞かれるようになります。

 でも、呑気にそんなことを言っていた人が、10年以上も介護なしでは生きられない状態に置かれない保証はありません。老後の医療費や介護費のための貯えは大丈夫でしょうか。国の福祉予算にも限りがあり、健康寿命を延ばすことは現代日本の国家的問題でもあります。

女性の約半数、男性の4分の1が90歳まで生きられる「人生90年時代」
死因ランキングはがんが突出して1位! 2位=心疾患、3位=肺炎でしたが…

●2018年、「老衰」が5位から一気に3位に踊り出ました。その意味は…

 予防医学や治療法の進歩、健康への意識の高まりなどによって、日本人の平均寿命は急速に伸びてきました。今や、90歳まで生存する割合は、男性が約4人に一人(24.2%)、女性は約半数(48.3%)となっています。「人生90年の時代」と言われるのも、決して大げさではありません。

 しかし、問題はその中身です。2017年の日本人の死因は次のようになっていました。

 ・1位  悪性新生物(がん)
  ・2位  心疾患
  ・3位  肺炎
  ・4位  脳血管疾患
  ・5位  老衰

    (統計は2018年厚労省発表のもの)

 1位のがんは心疾患の2倍近い死亡率で、男性の4人に1人、女性の6人に1人ががんで死亡すると言われています。これだけ医学が進歩しても「老衰」は5位、がんの4分の1以下でした。

 つまり、ほとんどの方は老衰を迎える前に、5年、10年、人によってはそれ以上の期間、介護が必要な闘病生活を送るとことです。長寿国といって喜んでいられない状況です。

 ところが、2019年7月の厚労省の発表によると、老衰が脳血管疾患を抜いて死因の3位に上昇したのです。これは、日本人の平均寿命がさらに延びたことや、血圧や食生活の管理が浸透して脳血管疾患が減少したことが原因と考えられてします。

 またその他に、高齢者の病気(肺炎など)については老衰のプロセスとみなして、高度な医療施設で無理やり延命措置をとるケースが減少している、ということも関係しているようです。意味のない延命措置を望まない高齢者(及びその家族)が増えてきたことが、その背景にあります。

「要介護・寝たきり」のリスクを減らす生き方とは?

●喫煙のリスク

 がん、心臓病、脳血管疾患などの病気は、遺伝的な要素も多少ありますが、多くの場合は長年にわたる悪しき生活習慣がもたらすものです。その中で最も多いがんで、悪いことがはっきりしているのは喫煙です。家族にヘビースモーカーがいるだけでも、様々な部位のがんにかかるリスクが高まります。それが分かっていてタバコがやめられないのは、趣味・嗜好の問題ではなく立派な「依存症」です。
 この他、アルコール依存症も、消化器系や肝硬変などの深刻な病気を招き、ギャンブル依存症とともに家庭崩壊の原因ともなります。こうした依存症は一種の精神病ですから、専門の精神科医による早めの治療が必要です。

●食生活が大事

 極端な例を挙げましたが、健康寿命を延ばす最も効果的な生き方は、正しい食生活です。過食や偏食をなくし、各種栄養バランスの取れた腹八分目の食事を続けることが大事で、美食家やラーメン通、スイーツ通などを自認する方は、自分の食生活を振り返ってみる必要があります。もちろん、肥満対策としては運動も大切ですが、基本は食事の内容です。
 逆に、肥満を恐れて過度のダイエットをするのも問題で、女性の場合は度が過ぎて拒食症(これも一種の精神病)になることもあります。時には栄養失調で命の危険にさらされ、精神も崩壊します。

●家族形態とその絆の変化

 人生を生きていく上で、家族のつながりはいろいろな面で重要です。昭和の前半は「3世代住宅で子だくさん」の家族が普通でしたが、やがて「2世帯住宅、子どもは二人」が標準となりました。さらに平成に入ってからは晩婚化が進み、子供一人の3人家族が普通になったばかりでなく、「生涯独身」の道を歩む人の割合が増大して、古き良き時代(?)の家族観はほぼ崩壊しています。精神的な支えを失うことは、生活習慣病へのリスクが高まることにつながります。とりわけ食生活の面では、「孤食」が問題とされるようになりました。

●人とのつながり、楽しく生きること

 家族や親類、ご近所とのおつきあいが疎遠になるにつれ、学生時代の友人や職場の仲間とのつながりが重要になります。ただし、現代の競争社会においては、職場に気の置けない友人ができにくくなっていますから、趣味のサークルなどに入るなどして積極的に長いお付き合いのできる仲間を増やしたいものです。

 若いうちはよいのですが、中高年になりますと、次第にそうした友人関係は減っていきます。特に男性のほうが孤独になる傾向が強く、自分では気が付かないストレスが蓄積されることになります。「人とのつながりが充実すれば、生活習慣病のリスクが減る」…このことはいくつかの自治体の高齢者に対する取り組みからも、実証されています。

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