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パセリ、モロヘイア、クレソンは栄養野菜の王様

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 栄養豊富な緑黄野菜の中で王様格であるにもかかわらず、日本ではさほどポピュラーではないパセリ、モロヘイア、クレソンについて、その素晴らしさをお伝えしたいと思います。

パセリ/飾りではもったいないビタミン・ミネラルの宝庫

  昔、井上陽水さんの作った「飾りじゃないのよ涙は〜♪」という曲が流行りましたが、「飾りじゃないのよパセリは〜」と歌いたくなるほど、日本人はパセリを食べません。刺身についてくる千切り大根以下の扱い、笹の葉程度にしか考えられていないのかもしれませんが、それでは栄養価の高いパセリが泣いています。

 もちろん、本家の欧米ではパセリは料理の飾り物ではなく、サラダやスープ、ハーブ・香辛料として口に入っています。ところが、「パセリはすごく栄養があるらしい」と思っている人でさえ、日本ではサラダ感覚で食べる人が少ないのが現状です。あの苦味と香りが苦手な人が多いのでしょうが、春菊やセロリを食べ、コーヒーを飲む人がパセリを避ける理由はありません。口に合い、たくさん食べられる調理法を調べて、時々は食卓に乗せてみてはいかがでしょうか。

パセリの栄養価、効能など

 パセリはビタミン、ミネラルとも緑黄野菜の中では王様クラスです。特にカルシウム鉄分は抜群で、100g当たりの含有量はそれぞれ290mg、7.5mg、1日の所要量のほぼ半分に当たります。また、カリウムマグネシウムも緑黄野菜の中では屈指の多さです。

 次にビタミンですが、これも緑黄野菜の中では上位にランクされます。特にβ-カロテンビタミンB2は100g当たりの含有量がそれぞれ7400μg、0.24mgと、1日の所要量を大幅に上回ります。また、ビタミンB1、ビタミンCも100g当たりで所要量を上回っています。

 なお、パセリが食べにくい理由となっている独特の香りの元は、アピオールなどの精油成分ですが、口臭予防、食欲増進、疲労回復、食中毒予防効果などがあるとされています。

「野菜の王様」モロヘイア

 モロヘイアは野菜売り場に当たり前のように並ぶようになりました。その豊富な栄養価が一般に浸透してきたことと、意外に食べやすく、調理法の幅もあることが分かってきたからでしょうか。

 モロヘイアが欧米で「野菜の王様」といわれるのは、β-カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウムの含有量が緑黄野菜の中で1〜2番の多さだということです。野菜オリンピックがあれば金銀4個のメダル獲得といったところで、野菜の王様の名に恥じない実力といってよいでしょう。

 このほか、モロヘイアにはカリウム鉄分といったミネラルも多く、食物繊維も豊富です。モロヘイアを刻んだりゆでたりするとネバネバしてきますが、これはオクラやヤマイモにも含まれるムチンという成分のせいで、疲労回復や整腸などに効くとされています。また、モロヘイアには抗酸化作用のあるケルセチンも多く含まれています。

栄養素密度No.1はクレソン?

 これはアメリカでの研究です。ニュージャージー州のウィリアム・パターソン大学での研究によると、17種類の必須栄養素の含有量をもとに作成した、「栄養素の高い果物と野菜トップ41」リストの中で、クレソンが最高スコア100点を獲得して第1位となったのだそうです。

 その必須栄養素とは、カリウム、食物繊維、タンパク質、カルシウム、鉄分、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、葉酸塩、亜鉛、ビタミンA、B6、B12、C、D、Eといったもので、1日の推奨摂取量が10%以上含まれていることが条件です。

 クレソンはたとえて言えば、全科目まんべんなく点が取れる万能型秀才、陸上競技でいえば十種競技の金メダリストです。またタンパク質なら、アミノ酸スコアが最も高いタマゴのような存在といってよいでしょう。いろいろな緑黄野菜を食べなくても、クレソン1種類でほとんどが代用できるなんて、モロヘイアから「野菜の王様」の座を奪いかねない研究結果です。

 なお、クレソンを知らない方のために蛇足を付け加えると、ステーキなどを注文すると上に飾りのようについてくる、あの小さな葉っぱのかたまりですね。パセリ同様に飾り物扱いしている方が多いのではないでしょうか。でも、栄養価を考えると実にもったいないことです。クレソンの美味しい食べ方を研究しましょう。

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